校正に使用される種類

校正に使用される種類

校正に使用される種類 天秤やはかりの校正には分銅が用いられます。用途による違いがありますが、大きく分けて2種類になります。
一つはJCSS分銅と言って認定事業者だけが認定することにできるJCSSマークの付いているものです。認定事業者は国に代わって分銅の校正を行う事が出来る組織で、国家標準を守っていることを厳格に審査した上でJCSSのロゴマークを付ける事が出来ます。つまりこのマークがあるということは国家標準を順守しているという証になっているのです。
もう一つは基準分銅と呼ばれています。こちらは取引や証明に使う特定計量器の検定や検査に使うもので、産業技術総合研究所及び都道府県の計量検定所が検査を行い認定されます。
以前はこちらをはかりの検査に用いている事業者も多くいましたが、平成5年の計量法改正により現在では天秤などのメーカーや検定所、計量士など一部の事業者にのみ使用を認められています。
現在ではJCSSマークの付いたものがトレーサビリティに使えるものです。

分銅の等級を決める理由

分銅の等級を決める理由 取引・証明に用いられるスケールは実生活に大きな影響が出る恐れがあり、トラブルの原因になりかねないため、長期間の使用・置き場所の変化使用場所の移動や汚れなどで重さ表示にずれが生じる可能性があるため、定期的に精度を調査することが義務付けられています。
そして、検査される秤は法規で許される範囲のズレでなければならず、スケールの誤差を調査するためには秤の許容される誤差の範囲内の精度を持つ基準となる分銅(錘)を使う必要があります。実際には目量(秤の計ることのできる最小の値)の三分の一以下が最大許容誤差です。
スケールの誤差よりも錘のズレの方が多ければ正確な検査ができないからです。
検査のためには、基準となる錘の精度が明確でなければなりません。精度をJISで定めた基準内であることを示す目安が等級です。
分銅の等級がわかれば、その分銅のズレがどのくらいかわかるようになっているのです。秤の検査では錘を指定することで検査精度が担保されるようになっているのです。